2016年3月30日(木)14時から、第13回口頭弁論期日が神戸地方裁判所で開かれました。
<各書面の概要・口頭弁論>
原告からは「被告らのシビアアクシデント対策について法的責任を問うために、どこまで予見する必要があったかについて」、「具体的結果回避措置との関係で、それらの法令上の根拠」、「平成27年8月31日、国際原子力機関(IAEA)が公表した『福島第一原子力発電所事故事務局長報告書』と付属文書である5巻の『技術文書』に関する被告国に対する求釈明」の3つの準備書面を陳述し、これを裏付ける証拠を提出しました。そして、松田弁護士が口頭で、「東電は津波の高さがどれだけのものは想定できないから仕方がない、みたいなことをいうが、そうではなく、たとえどんな出来事があったとしても全電源喪失のシビアアクシデント対策を怠った。国の予見可能性の捉え方は間違っている」とホテルニュージャパン火災を例に、東電の責任を追及しました。一方、被告国からは、第8準備書面(本件原発事故と原告が主張する損害との間に因果関係がないこと)が陳述されました。
東裁判長は今年度で転勤されるようで、この日が最後でした。写真は撮れないのですが、3人の女性裁判官は、最後だからなのか?クリーム色のきれいなボウタイブラウスでした。
傍聴に来られていた9組の原告のみなさんは、今回は代表だけでなくほとんどの方が法廷前方の原告席に陣取って被告に対峙しました。春休み中だったので、子供さんも同席しました。
<報告集会>
婦人会館で行われた報告集会では、原告代表の橋本洋一さんをはじめ、4名の原告からは、震災から5年がたった今の思いを語っていただきました。木村弁護士からは、今回の期日や今後の訴訟の流れについての説明が行われました。また、辰巳弁護士からは、電気事業連合会に対する提訴予告通知書の意義やIAEAの報告書が本訴訟においても証拠とされるべきもので、国民への情報提供という意味からも積極的に翻訳の上で公表がなされるべき資料であること等について説明がされました。
応援にかけつけてくださった、京都弁護団の田辺弁護士、関西訴訟の白倉弁護士から、それぞれ京都及び大阪の裁判の進行状況をお話いただきました。
報告集会でのカンパの呼びかけには32,936円ものご好意をいただきました。いつもありがたいです。裁判支援のため、大切に使わせていただきます。
当日の様子はこちらに(サポーターの方がツイキャスしてくれました)
http://twitcasting.tv/deaeteyokattana/movie/256693473
http://twitcasting.tv/deaeteyokattana/movie/256711727
次回は6月8日(水)14時と決まりました。新しい裁判長になります。古殿弁護団長からは、どんな裁判長になっても、こちらがしっかり訴えていく、新しい裁判長には是非、原告の陳述を聴いてもらう、とお話がありました。
<各書面の概要・口頭弁論>
原告からは「被告らのシビアアクシデント対策について法的責任を問うために、どこまで予見する必要があったかについて」、「具体的結果回避措置との関係で、それらの法令上の根拠」、「平成27年8月31日、国際原子力機関(IAEA)が公表した『福島第一原子力発電所事故事務局長報告書』と付属文書である5巻の『技術文書』に関する被告国に対する求釈明」の3つの準備書面を陳述し、これを裏付ける証拠を提出しました。そして、松田弁護士が口頭で、「東電は津波の高さがどれだけのものは想定できないから仕方がない、みたいなことをいうが、そうではなく、たとえどんな出来事があったとしても全電源喪失のシビアアクシデント対策を怠った。国の予見可能性の捉え方は間違っている」とホテルニュージャパン火災を例に、東電の責任を追及しました。一方、被告国からは、第8準備書面(本件原発事故と原告が主張する損害との間に因果関係がないこと)が陳述されました。
東裁判長は今年度で転勤されるようで、この日が最後でした。写真は撮れないのですが、3人の女性裁判官は、最後だからなのか?クリーム色のきれいなボウタイブラウスでした。
傍聴に来られていた9組の原告のみなさんは、今回は代表だけでなくほとんどの方が法廷前方の原告席に陣取って被告に対峙しました。春休み中だったので、子供さんも同席しました。
<報告集会>
婦人会館で行われた報告集会では、原告代表の橋本洋一さんをはじめ、4名の原告からは、震災から5年がたった今の思いを語っていただきました。木村弁護士からは、今回の期日や今後の訴訟の流れについての説明が行われました。また、辰巳弁護士からは、電気事業連合会に対する提訴予告通知書の意義やIAEAの報告書が本訴訟においても証拠とされるべきもので、国民への情報提供という意味からも積極的に翻訳の上で公表がなされるべき資料であること等について説明がされました。
応援にかけつけてくださった、京都弁護団の田辺弁護士、関西訴訟の白倉弁護士から、それぞれ京都及び大阪の裁判の進行状況をお話いただきました。
報告集会でのカンパの呼びかけには32,936円ものご好意をいただきました。いつもありがたいです。裁判支援のため、大切に使わせていただきます。
当日の様子はこちらに(サポーターの方がツイキャスしてくれました)
http://twitcasting.tv/deaeteyokattana/movie/256693473
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次回は6月8日(水)14時と決まりました。新しい裁判長になります。古殿弁護団長からは、どんな裁判長になっても、こちらがしっかり訴えていく、新しい裁判長には是非、原告の陳述を聴いてもらう、とお話がありました。