2014年11月11日(火)午後2時00分、第5回口頭弁論期日(2次提訴分は第3回目)が開かれました。
今回も、神戸地裁101号法廷で期日が開催され、たくさんの方の参加によって、112席すべて満席(祝!)となりました。
原告弁護団は、準備書面4(原告らの被害実態)と準備書面5(中間指針等の位置づけについて)と準備書面6(原子力安全委員会の権限及び指針類と省令62号との関係)を陳述し、被告国からは、第3準備書面(地震・津波、シビアアクシデントについて)が陳述され、併せて書証が提出されました(各書面の概要は下記「各書面の概要」に掲載)。
次に、弁護団から日野弁護士と清田弁護士が、原告らの被害実態をまとめた準備書面4の概要についてパワーポイントを用いて朗読をしました。両弁護士の朗読の後には、傍聴席から大きな拍手が沸き起こりました。
<各書面の概要>
準備書面4で、原告の皆さんの被害の実態について述べました。たとえば、「父母や祖父との別れを惜しむ間もなく避難したこと」「子ども達の安全を守るために母子だけで避難したこと」「不安の中、苦渋の決断を経ての避難をしたこと」「たわいもない、でもかけがえのない、ありふれた幸せな暮らしを私たちは奪われたこと」「生涯消えることのない被ばくによる健康被害への恐怖」など、原告の声を直接裁判所に届けました。
また、準備書面5では、原子力損害賠償紛争審査会の中間指針は、具体的な財産的損害に関する損害項目やその評価額に関して最低限を明らかにしたものにすぎない、被害実態を踏まえた新たな賠償法理に基づく賠償がなされるべきであると反論しました。
さらに、準備書面6では、原子力安全委員会の定める指針類の位置づけを明らかにし、これと原子炉施設の安全のために適合させるべき技術基準を定めた省令62号との関係について主張しました。
他方、被告国は、被告国第3準備書面において、地震・津波とシビアアクシデントについて、それぞれ、本件訴訟との関係で基本となる過去の出来事とそれに対応して行ってきたことの概要を主張してきました(電気事業者に対して津波に対する安全性評価を実施するよう指示してきた、東電が報告してきたアクシデントマネジメントの整備状況について検討してきたなど)。
<報告集会>
期日後、婦人会館にて報告集会が開かれました。集会は盛況で立ち見の方が多数となりました。
はじめに、原告代表の橋本洋一さんからごあいさつをいただきました。
そして、日野弁護士から、今回の期日において、弁護団が提出した書面の内容を説明しました。次に、ぽかぽか★サポートチームの松本さん、「避難の権利」の横断幕を作成してくださった支援者から激励のお言葉をいただいた他、2015年1月17日の追悼の集いについての案内、みちのく談話室ご案内、京都訴訟の共同代表の福島さん、京都訴訟支援する会の上野さん、関西訴訟の原告団の方々からも、たくさんのエールをいただき、会場は大いに盛り上がりました。
その後、弁護団の辰巳事務局長らより、今回の口頭弁論期日で行われた内容や今後の訴訟の進行などについて説明がなされました。
最後に、毎回関西弁護団から応援に駆けつけてくださっている大阪の白倉弁護士より、今回も兵庫訴訟に対する激励の言葉をいただきました。
今回も、神戸地裁101号法廷で期日が開催され、たくさんの方の参加によって、112席すべて満席(祝!)となりました。
原告弁護団は、準備書面4(原告らの被害実態)と準備書面5(中間指針等の位置づけについて)と準備書面6(原子力安全委員会の権限及び指針類と省令62号との関係)を陳述し、被告国からは、第3準備書面(地震・津波、シビアアクシデントについて)が陳述され、併せて書証が提出されました(各書面の概要は下記「各書面の概要」に掲載)。
次に、弁護団から日野弁護士と清田弁護士が、原告らの被害実態をまとめた準備書面4の概要についてパワーポイントを用いて朗読をしました。両弁護士の朗読の後には、傍聴席から大きな拍手が沸き起こりました。
<各書面の概要>
準備書面4で、原告の皆さんの被害の実態について述べました。たとえば、「父母や祖父との別れを惜しむ間もなく避難したこと」「子ども達の安全を守るために母子だけで避難したこと」「不安の中、苦渋の決断を経ての避難をしたこと」「たわいもない、でもかけがえのない、ありふれた幸せな暮らしを私たちは奪われたこと」「生涯消えることのない被ばくによる健康被害への恐怖」など、原告の声を直接裁判所に届けました。
また、準備書面5では、原子力損害賠償紛争審査会の中間指針は、具体的な財産的損害に関する損害項目やその評価額に関して最低限を明らかにしたものにすぎない、被害実態を踏まえた新たな賠償法理に基づく賠償がなされるべきであると反論しました。
さらに、準備書面6では、原子力安全委員会の定める指針類の位置づけを明らかにし、これと原子炉施設の安全のために適合させるべき技術基準を定めた省令62号との関係について主張しました。
他方、被告国は、被告国第3準備書面において、地震・津波とシビアアクシデントについて、それぞれ、本件訴訟との関係で基本となる過去の出来事とそれに対応して行ってきたことの概要を主張してきました(電気事業者に対して津波に対する安全性評価を実施するよう指示してきた、東電が報告してきたアクシデントマネジメントの整備状況について検討してきたなど)。
<報告集会>
期日後、婦人会館にて報告集会が開かれました。集会は盛況で立ち見の方が多数となりました。
はじめに、原告代表の橋本洋一さんからごあいさつをいただきました。
そして、日野弁護士から、今回の期日において、弁護団が提出した書面の内容を説明しました。次に、ぽかぽか★サポートチームの松本さん、「避難の権利」の横断幕を作成してくださった支援者から激励のお言葉をいただいた他、2015年1月17日の追悼の集いについての案内、みちのく談話室ご案内、京都訴訟の共同代表の福島さん、京都訴訟支援する会の上野さん、関西訴訟の原告団の方々からも、たくさんのエールをいただき、会場は大いに盛り上がりました。
その後、弁護団の辰巳事務局長らより、今回の口頭弁論期日で行われた内容や今後の訴訟の進行などについて説明がなされました。
最後に、毎回関西弁護団から応援に駆けつけてくださっている大阪の白倉弁護士より、今回も兵庫訴訟に対する激励の言葉をいただきました。