2016年6月8日(木)14時から、第14回口頭弁論期日が神戸地方裁判所で開かれました。
まず、期日の始まる前、関西訴訟にならって、初めて街頭宣伝しました!
呼びかけに参加してくれた原告・弁護団・サポーター24名で12時半から神戸駅前でぽかぽか通信を配り、マイクを持ってアピールを行いました。原告のお一人がカンパ箱を持って横断幕の横に立ってくれました。なんとカンパは、16,720円も集まりました。
さらに13時半より、横断幕を先頭に裁判所に入場の行進を行いました。
<各書面の概要・口頭弁論>
弁護団から準備書面24,25を陳述。準備書面24は、被告東京電力が裁判所からの提出指示にもかかわらず隠し続けてきた、平成20年の津波試算結果に関する主張です。この試算結果によれば、福島第一原発の敷地南側に敷地高を15mを越える津波が到来し、1~4号機までの全てが水没することが詳細にシミュレーションされていたこと、そして、このような試算は平成14年の段階で十分に可能であったことを、安保弁護士がパワーポインを使ってわかり易く説明していただきました。準備書面25については、被告国の法規に関する主張においては、法文上使われていない用語が散見されるため、その明確化を求めるものです。
被告国からは、準備書面9、10が提出されました。内容は、国は東京電力に対して、本件事故を防げるように規制する法令上の権限を「持っていなかった」としつつ、本件事故は予見できなかった、可能なことは十分にしていた、と開き直るもので、次回以降、弁護団にて反論していきます。
そして、原告3名の方の意見陳述が行われました。三人三様言葉で、それぞれの苦悩を直接述べられました。避難せざるを得なかった状況、避難先での心無い差別、別離生活の苦悩、収入減による生活の厳しさ、親族内での意見の相違による軋轢など、裁判官や傍聴者に、痛いほど伝わったのではないかと思います。今回の期日より、裁判長が山口浩司裁判官に交代しましたが、各原告の陳述を頷きながら聞き入られていました。
なお、今回の期日にも非常に大勢の方にお集まりいただきましたが、10数席ほど空席がありました。
次回は、ぜひとも満員で、いいえ、あふれるほどにしていきましょう。
<報告集会>
あすてっぷ神戸で行われた報告集会では、橋本代表他、意見陳述された原告お二人からは裁判長に伝わっただろうか、とお話しされましたが、しっかりと伝わったと思います。期日報告、各原告のお話、大阪・京都の原告及び弁護団からのメッセージなどをいただき、京都訴訟ではいよいよ証拠調べ(ご本人尋問)が始まっており、裁判官は全58世帯すべての話を聞きたいとのことで、ペースアップして進んでいくようです。今回も会場からたくさんのカンパ(32,678円)をいただきました。報告集会の会場代や、原告の傍聴支援、全国連絡会などの派遣費に使わせていただきます。
報告集会の様子はサポーターの方がついキャス動画を撮ってくれています。こちらからどうぞ
http://twitcasting.tv/sei201/movie/277906031
<次回以降の期日予定>
次回 7月26日(火)午後2時 101号法廷
次々回 10月12日(水)午後2時 101号法廷
次々々回 12月20日(火)午後2時 101号法廷
まず、期日の始まる前、関西訴訟にならって、初めて街頭宣伝しました!
呼びかけに参加してくれた原告・弁護団・サポーター24名で12時半から神戸駅前でぽかぽか通信を配り、マイクを持ってアピールを行いました。原告のお一人がカンパ箱を持って横断幕の横に立ってくれました。なんとカンパは、16,720円も集まりました。
さらに13時半より、横断幕を先頭に裁判所に入場の行進を行いました。
<各書面の概要・口頭弁論>
弁護団から準備書面24,25を陳述。準備書面24は、被告東京電力が裁判所からの提出指示にもかかわらず隠し続けてきた、平成20年の津波試算結果に関する主張です。この試算結果によれば、福島第一原発の敷地南側に敷地高を15mを越える津波が到来し、1~4号機までの全てが水没することが詳細にシミュレーションされていたこと、そして、このような試算は平成14年の段階で十分に可能であったことを、安保弁護士がパワーポインを使ってわかり易く説明していただきました。準備書面25については、被告国の法規に関する主張においては、法文上使われていない用語が散見されるため、その明確化を求めるものです。
被告国からは、準備書面9、10が提出されました。内容は、国は東京電力に対して、本件事故を防げるように規制する法令上の権限を「持っていなかった」としつつ、本件事故は予見できなかった、可能なことは十分にしていた、と開き直るもので、次回以降、弁護団にて反論していきます。
そして、原告3名の方の意見陳述が行われました。三人三様言葉で、それぞれの苦悩を直接述べられました。避難せざるを得なかった状況、避難先での心無い差別、別離生活の苦悩、収入減による生活の厳しさ、親族内での意見の相違による軋轢など、裁判官や傍聴者に、痛いほど伝わったのではないかと思います。今回の期日より、裁判長が山口浩司裁判官に交代しましたが、各原告の陳述を頷きながら聞き入られていました。
なお、今回の期日にも非常に大勢の方にお集まりいただきましたが、10数席ほど空席がありました。
次回は、ぜひとも満員で、いいえ、あふれるほどにしていきましょう。
<報告集会>
あすてっぷ神戸で行われた報告集会では、橋本代表他、意見陳述された原告お二人からは裁判長に伝わっただろうか、とお話しされましたが、しっかりと伝わったと思います。期日報告、各原告のお話、大阪・京都の原告及び弁護団からのメッセージなどをいただき、京都訴訟ではいよいよ証拠調べ(ご本人尋問)が始まっており、裁判官は全58世帯すべての話を聞きたいとのことで、ペースアップして進んでいくようです。今回も会場からたくさんのカンパ(32,678円)をいただきました。報告集会の会場代や、原告の傍聴支援、全国連絡会などの派遣費に使わせていただきます。
報告集会の様子はサポーターの方がついキャス動画を撮ってくれています。こちらからどうぞ
http://twitcasting.tv/sei201/movie/277906031
<次回以降の期日予定>
次回 7月26日(火)午後2時 101号法廷
次々回 10月12日(水)午後2時 101号法廷
次々々回 12月20日(火)午後2時 101号法廷