ひょうご訴訟の企画として、映画『決断』上映会を開催します。
2011年3月11日、東日本大震災 福島原発事故により人生最大の「決断」を迫られたある10家族のドキュメンタリー映画です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、関西訴訟、京都訴訟の原告も映画の中で語られています。この間、大阪や京都では上映されましたが、兵庫県では未だではないかと思います。神戸元町で上映しますので、是非、お越しください。

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日時　8月25日 日曜日　　　　
①受付10時　　 上映10時半～終了後、原告のトーク
②受付13時半　 上映14時～ 終了後 、原告のトーク 　
場所　こうべまちづくり会館2階ホール（神戸市中央区元町通4-2-14）
参加費　一般1000円　学生・避難500円
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上映は午前と午後の2回です。それぞれ映画の後に原告のトークもありますので、聴いてください。

原発賠償ひょうご訴訟の本人尋問集「私たちが避難をした理由」の冊子ができました。
1冊1000円です。是非、お手に取ってお読みいただきたいです。

原子力災害が起こったら、何がどうなるのか。
ひょうご訴訟では、2022年に全世帯の原告本人尋問がありました。
東電福島第一原発から大量の放射性物質が生活圏に降って来た、被ばくしてしまった、実際に体験した体調変化、家族との葛藤、自然あふれる福島での子育ての思い、生涯の仕事を諦めざるを得なかった、元に戻れるならやっばり福島に帰りたい、子供のために毎日を必死に生きてるだけ、などなど、ご自身で体験したことを尋問の中で話しました。
尋問集の中では、是非、被告の東京電力と国の代理人尋問をしっかり読んでください。本当に酷いんです。被ばくなんて無かったことにしたいのでしょう、人を馬鹿にしたコンプライアンスに問題あり発言がバンバン出てきます。

​ひょうご訴訟は高裁に進んで闘いますが、このままでは終わらせるわけにいきません。

2018年1月29日に第22回期日が開かれました。
 
恒例の神戸駅前での12時半の街宣は、寒い中でしたが、原告、弁護団、支援者合わせて25名ほどでぽかぽか通信を配りながら、マイク宣伝しました。寒さで足早に通り過ぎる人も多かったですが、毎回続けますので、よろしくお願いします。午後１時半より、サポーターに励ましの声を受け、裁判所前で入場行進を行いました。
 
〈各書面の概要〉
法廷では、今回は傍聴席に少し空席がありましたが90名弱の方が来てくれました。中でも今日初めて傍聴に来られた方が多くいて、よかったです。原告は、9名出席でした。
こちら原告から準備書面３８、３９を提出しました。準備書面３８では、被告国の津波予見性に関する主張に対する反論を行いました。（要旨の説明については安保弁護士担当。）
準備書面３９では、財物損害の算定に関する基本的な考え方及びその根拠について主張しました。（要旨の説明については宮地弁護士担当。）また、この日は、陳述書を４世帯分提出しました。次回期日以降も、陳述書を続けて提出していく予定です。
被告国からは、準備書面１８が提出されました。責任論についての現段階での国による総括的な主張書面です。
被告東電からは、準備書面１３が提出され、被告東電は自らに結果回避義務違反がないことを主張しました。
 
〈報告集会〉
神戸市総合福祉センターにて、期日報告集会が行われました。この日も、多くの方にご出席いただき、大盛況でした。１月２７日に開催された全国支援ネットの決起集会の報告や全国的な訴訟の状況報告、この日の期日において提出した書面の説明などがなされました。
2月22日期日の関西訴訟、3月15日に判決を迎える京都訴訟からも発言をいただきました。
 
3月にはいろいろなイベントで原告がお話をします。
3月11日
加古川市 たぱすにて 13時30分から
神戸市勤労会館にて 13時から
 
いつものように会場でのカンパもたくさん寄せていだだきました。ありがとうございました(32,475円)。初めてお披露目したタスキの費用にも当てさせてもらいます。
 
今回もサポーターが動画を撮ってくれています。
こちらをどうぞ
https://twitcasting.tv/sei201/movie/437280104
https://twitcasting.tv/sei201/movie/437285186
https://twitcasting.tv/sei201/movie/437288665
 
次回は、３月19日です。是非、次回もたくさんの人に呼びかけて傍聴席を溢れさせましょう！

2017年11月2日に第21回期日が開かれました。
 
恒例の神戸駅前での12時半の街宣は、ぽかぽか陽気の中、今回も原告2名、弁護団3名、支援者10数名でぽかぽか通信を配りながら、マイク宣伝しました。原告からの訴えもあり、ぽかぽか通信の受け取りもよく、あちこちで対話ができました。午後１時半より、サポーターに励ましの声を受け、裁判所前で入場行進を行いました。
 
〈各書面の概要〉
法廷では、今回は傍聴席に少し空席がありました。原告・弁護団の席を除いて、74名ほどでした。100名以上来てもらわないと、抽選にはなりません。裁判所の人曰く、抽選になるには200人以上来るのなら、なんてことを言ってました。
 
こちらの準備書面は、原発事故により侵害された平穏生活権、ふるさと喪失、それによる様々な被害について論じました。また、避難の相当性についても、内部被ばくのリスクについて、ICRP勧告や、原告の避難元の実際の汚染を基に合理的に明らかにしました。
 
〈報告集会〉
たちばな研修センターにて、期日報告集会が行われました。出席した原告のお話は何度聞いても、何とかしなきゃ、と思わされました。関西訴訟原告からの呼びかけ、京都訴訟からは、共同代表の萩原さんから、ひょうご訴訟のこれからの本人尋問に向けて力強い応援の挨拶をいただきました。
 
会場の様子はこちらで観れます
http://twitcasting.tv/sei201/movie/415901143
http://twitcasting.tv/sei201/movie/415906896
 
いつものように会場でのカンパもたくさん寄せていだだきました。41317円
 
また、この間、振込等でカンパをいただいてる方々、ありがとうございます。(神戸のMさん、Gさん、Iさん、赤穂のNさん、 姫路のNさん、尼崎のKさん、愛知のOさん、芦屋のNさん) 
 
次回は、2018年1月29日です。是非、次回もたくさんの人に呼びかけて傍聴席を溢れさせましょう。

2017年8月17日に第20回期日が開かれました。
 
恒例の神戸駅前での12時半の街宣は、とにかく暑い日でしたが、炎天下の中、原告1名を含み20名ほどが参加してアピールし、午後１時半より、裁判所前で入場行進を行いました。夏休みなので子供達も元気に行進しました。
 
〈各書面の概要〉
法廷では、傍聴席のほとんどが埋まり、大勢の傍聴人に見守られる中で、弁護団から2つの準備書面を提出しました。安保弁護士からは、被告東電の旧経営陣３名の刑事訴訟で明らかにされた津波対策に関する報告書や検討資料等の提出を求めました。木島弁護士からは、原告の皆さんの損害について、財産的損害・被ばくの恐怖による精神的苦痛・避難生活に伴う精神的苦痛（避難慰謝料）・「ふるさと」を喪失したことによる精神的苦痛を訴えました。対して、被告国からの準備書面では、責任論について長期評価や貞観地震に関する知見が科学的根拠を欠くもので予見可能性を基礎づける事情にならないと反論をしました。
被告東電からは、土壌汚染に関する原告らの主張に対し反論をしました。

〈報告集会〉
あすてっぷ神戸にて、期日報告集会が行われました。最初に、原告より挨拶があり、参加された原告からは現状について福島での分断のつらさなどのお話があり、時間が経過する中で避難者をなかったことにしてはいけないこと、避難者が声を上げ続けることが大切であることを改めて確認することができました。
弁護団からは古殿弁護士、辰巳弁護士より、今回の期日、進行協議期日の内容の説明があり、その中で今回損害論のアウトラインを示し、今後はアウトラインに沿う個々の陳述書を作成・提出し、原告本人尋問へと移っていくという基本方針が示されました。
1日後の期日であと2回で結審となる京都訴訟の原告、弁護団、サポーターから、関西訴訟団からも、発言いただきました。
 ツイキャス動画はこちら
http://twitcasting.tv/kiyosiro/movie/395957596
http://twitcasting.tv/kiyosiro/movie/395967398
 
街宣と会場とで、39,165円のカンパを寄せていただきました。裁判支援のため、有効に使わせていただきます。
次回は、11月2日です。
是非、次回もたくさんの人に呼びかけて傍聴席を溢れさせましょう！

2017年5月25日に第19回期日が開かれました。
 
恒例の神戸駅前での12時半の街宣には原告2名を含み20名ほどが参加してアピールしました。足を止めて聞いて下さった方から励ましの言葉も頂きました。
その後、原告と弁護団が横断幕をもって裁判所前を行進し、サポーターのみなさんに大きな拍手で迎えていただきました。
 
〈各書面の概要〉
法廷では、今回裁判官の一部交代があったので、原告1名の意見陳述が、ありました。生き甲斐、老後のたのしみを原発事故によって奪われた無念を訴え、また、3月末で住宅無償供与打ち切りの実態を話されました。中山弁護士がパワーポイントを用いて要旨の説明を行いました。準備書面３３では、原告の方々の避難元生活圏内で採取した土壌の放射能量についての調査結果を発表し、原子力基本法や放射線障害防止法などの国内法規制によると、厳重な規制の対象となる「管理区域」に相当する線量が検出されたことなどについて主張しました。
被告である国からは、準備書面１４、１５が提出されました。国は、準備書面１４で、規制権限不行使が違法ではないことを主張し、準備書面１５では、予見可能性について、佐竹氏の長期評価に問題があり、国の予見可能性を認める根拠にはならないことなどを主張しました。

〈報告集会〉
原告代表の橋本さんから群馬訴訟判決に触れ、力強い挨拶が、そのあと、2名の原告からも思いのこもった発言がありました。また、古殿弁護士、辰巳弁護士より、先日前橋地裁で出された群馬訴訟の判決についての解説がありました。京都訴訟では、２ヶ月に３回のペースで本人尋問が進んでいるとのことであり、これから尋問が始まっていく兵庫も、心して臨んで行かなければならないとの思いを新たにいたしました。
 
いつもサポーターの皆さんにはカンパをいただきありがとうございます。
会場で、36,310円のカンパを寄せていただきました。裁判支援のため、有効に使わせていただきます。
 
今回は初めて傍聴に来られた方も結構いらっしゃいましたが、傍聴席に少しですが、空席がありました。次回、お盆明けの8月17日もたくさんの人に呼びかけて傍聴席を溢れさせましょう。
今回もサポーターのツイキャス動画がありますので見てください！

行進の様子 http://twitcasting.tv/sei201/movie/375044046
報告集会　http://twitcasting.tv/sei201/movie/375052204
 
 
 
＜次回以降の期日予定＞
　　　8月17日(木)午後2時　101号法廷
　　　11月2日(木)午後2時　101号法廷

2017年3月9日に第18回期日が開かれました。

12時半の街宣には原告3名を含み15名ほどが参加してアピールしました。
今回もぽかぽか通信の受け取り良く、原告もマイク持って訴えました。その後、原告と弁護団が横断幕をもって裁判所前を行進し、サポーターのみなさんに大きな拍手で迎えていただきました。
 
〈各書面の概要〉
法廷では、弁護団より、準備書面３２をパワーポイントを使って弁論されました。
原告の多くが国の決めた避難区域外からの「自主」避難者であり、今現在でも避難の相当性があることを陳述しました。10月に原告の方々の避難元から採取した土壌の放射線量の測定の結果、セシウム137の数値が、1000Bq/kgを超え、放射線障害防止法で定められた放射線同位元素（数量10000Bq及び濃度10000Bq/kg）に相当する可能性がある地点があることが判明したことを主張しました。また、そこまでは至らなくても、放射性物質汚染対処特措法に基づく基準である8000Bq/kgを超える地点もあることや、そのような基準を超えない土壌にあっても、放射線障害防止法によれば、一般環境中には存在してはならないレベルにまで汚染されている場所も多く存在したことが認められ、原告らの生活圏で今なお高レベルの放射性物質が観測される以上、避難及び避難の継続には、十分に合理性があることを主張しました。また、そこまでは至らなくても、放射性物質汚染対処特措法に基づく基準である8000Bq/kgを超える地点もあることや、そのような基準を超えない土壌にあっても、放射線障害防止法によれば、一般環境中には存在してはならないレベルにまで汚染されている場所も多く存在したことが認められ、原告らの生活圏で今なお高レベルの放射性物質が観測される以上、避難及び避難の継続には、十分に合理性があることを主張しました。
一方、被告東電からは、内部被ばくと避難の相当性に関する準備書面10が提出され、被告国からは、被告国の予見可能性に関する準備書面13が提出されました。


〈報告集会〉
原告代表の橋本さんはお仕事で来られなかったですが、原告による挨拶で開始されました。弁護団やサポーターへの感謝を述べられ、6年の思いを話されました。そのあと、4名の原告から、それぞれ.６年経っても何も変わっていない、未だに地に足がついていない宙ぶらりんな感じなど、会場の皆さんもうなずきながら、聴いていました。
1日前に期日が行われた京都訴訟の弁護団からは、全員の本人尋問で各原告の生の声を裁判長が聴く意義を話され、関西訴訟からは、原告からの応援メッセージもありました。
6月17日には5回目の近畿訴訟団交流会のお知らせもありました。

サポーターからは、3月末の住宅無償支援打切り問題で神戸新聞の記事を紹介し、神戸市の冷たい措置に対してなんとかならないかと、現状報告をしました。
 
いつもサポーターの皆さんには会場カンパをいただきありがとうございます。
40,459円(街頭カンパで1,200円含む)は、チラシ、会場代、託児費用、原告傍聴支援、全国原訴連参加支援などに使わせていただきます。
今回もサポーターのツイキャス動画ありますので見てください！
行進の様子 http://twitcasting.tv/sei201/movie/353920433
報告集会 http://twitcasting.tv/sei201/movie/353927666


＜次回以降の期日予定＞
・5月25日(木)午後2時　101号法廷
・8月17日(木)午後2時　101号法廷

2016年12月20日に第17回期日が開かれました。
 
12時半に神戸駅前に集合して、恒例の街頭宣伝を行いました。
兵庫の原告1名、京都訴訟の原告2名と弁護団2名、サポーター合わせて20数名で、今までで一番大勢でアピールしました。ぽかぽか通信を配っていると、兵庫にも避難者が沢山生活していること、東電と国に裁判を起こしていることを説明し、チラシの受け取りもよく、イジメ問題報道もあり、関心は高まっているようでした。
 
裁判所ロビーに集合してから、「避難の権利」の横断幕を持って原告・弁護団が行進しました。サポーター一同が拍手で迎えました。突然の雨でしたが、元気でました！
 
〈各書面の概要〉
法廷では今回もほぼ「満員の傍聴席」で、弁護団は、期日で準備書面29、30、31を陳述しました。
・準備書面29…国の主張する段階的規制論に反論。
・準備書面30…内部被ばくについて述べ、避難を継続することには理由があることを主張。
・準備書面31…事故発生後の情報開示が不十分であったことを国の違法事由として主張するかという国の求釈明に回答。
　他方、被告国からは、準備書面12（IAEA技術文書２やIAEA事務局長報告書からは原告の主張を裏付けることはできない）が提出されました。
また、被告東電からは、準備書面9（本件事故後の、避難指示区域外の区域の状況等）が提出されました。
　法廷では、松田弁護士が準備書面29の要旨を、中山弁護士が準備書面30の要旨を説明しました。
書面は弁護団ホームページへ
 
〈報告集会〉
あすてっぷ神戸で、出張中の津久井弁護士に代わって木村弁護士の名司会で始まりました。今日は原告代表の橋本洋一さんがお仕事で欠席でしたが、メッセージを寄せてくださり、西野弁護団副団長が、代読されました。傍聴参加の14名の原告から数名の原告が今の思いを語りました。
 
街頭宣伝、報告集会で、41,730円のカンパをいただきました。ぽかぽか通信発行代や原告傍聴支援などに使わせていただきます。
 
報告集会の詳しいサポートターの方レポートをぽかぽかサポートチームのフェイスブックページでシェアしましたのでこちらもご覧ください

 
当日の動画はこちらです。
http://twitcasting.tv/sei201/movie/331892453
http://twitcasting.tv/sei201/movie/331899545
 
＜次回以降の期日予定＞
2017年3月9日(木)午後2時　101号法廷
　　　5月25日(木)午後2時　101号法廷

016年10月12日（水）14時から、第１６回口頭弁論期日が神戸地方裁判所で開かれました。